猫がじゃれついて喜ぶ草として知られる「エノコログサ」。いわゆる「ねこじゃらし」の草です。
子猫に見せると本当に夢中になって遊ぶので、猫にとってかなり魅力的な草なのだと思いますが、害のある成分はないものの穂先を飲み込んでしまうと消化できずに内臓に詰まってしまう危険も。ペットと遊ぶときにはご注意を。
エノコログサは道端や公園などよく目にするお馴染みの植物ですが、実は何種類もあるのをご存じでしょうか?
エノコログサ、秋にでてくる穂が大きく垂れる「アキノエノコログサ」、穂の毛が赤紫色の「ムラサキエノコログサ」、穂の毛が金色の「キンエノコロ」他、最近では「オオエノコロ」と呼ばれる交雑種も増えているそう。
ねこじゃらしも多種あるわけですが、最近は猫だけじゃなく、人に人気、ドライフラワーやクラフト花材として人気が高くなっているのが「キンエノコロ」のようで、フラワーショップや雑貨店、フリマでも流通が多く見られます。リースやドライブーケ、たっぷり本数を使えばエノコログサだけでもボリュームのあるナチュラルリースができますし、他の花と組み合わせもしやすい素材。染めて色をつけたり、色々とアレンジがしやすいところも人気のポイントかもしれません。
キンエノコロは直立した穂をもち金色に輝く色合いが魅力。広い野原や河原で陽を浴び風になびくキンエノコロの群生は美しい日本の秋風景ですね。
お馴染みの雑草も素敵な素材に。野草、雑草の魅力見つけてみませんか?
エノコログサ(狗尾草):イネ科エノコログサ属 花言葉は「遊び」「愛嬌」
キンエノコロ(金狗尾):イネ科エノコログサ属