ガーデニングショップのハーブコーナーで見つけたキャットミントを植えてみました。
見た目はミントらしい形状の葉っぱ、気温が上がってきた頃、小さな紫色の花もついてくれました。
キャットミントという名前がついていますが、学名をNepeta(ネペタ)、和名では犬薄荷(イヌハッカ)。シソ科イヌハッカ属で実はミント属ではありません。
しかもキャット(猫)ではなく、イヌ(犬)の名前がつく不思議…。
キャットミントは総称でもあり、品種改良された多数の種類があるようです。ハーブとして売られていることも多いようですが、料理やアロマ、薬用の効能をもつ植物というよりは、鑑賞用という用途が強く、4月~10月頃まで花期間も長く丈夫なので寄せ植えに人気があるそうです。
勝手ながらキャットミント=猫が好きなハーブ、というイメージをもっていたのですが、調べてみると猫のおもちゃなどに入っているマタタビのような効果がある植物は「キャットニップ」で、キャットミントとは近種ではあるものの別の植物。
キャットミントは画像のような紫色の花でシナモンのような少し甘い香り、キャットニップは爽やかなレモンの香り、白い花をつけます。
キャットニップの葉に含まれる、ネペタラクトンという物質が猫を魅了するようですが、今回植えたキャットミントの方には、その成分は微量で、香りも葉や茎を切った時にふわりと甘みのある良い香りがしてくる程度。
名前から想像される爽快系ではありませんが、シナモン系テイストが好きな方にはおすすめしたい香りのミントですよ。