生垣向けの人気樹木、おすすめ樹木のひとつにあがる「マサキ」。画像の品種はスーパー黄金マサキという種類です。
柾(マサキ):属名:ニシキギ科 ニシキギ属、原産国は日本、朝鮮半島、中国。芽吹きがよく刈り込みも容易で耐寒性耐暑性があり、大気汚染や潮風にも強いため道沿いや海岸沿いの植栽にも適しています。
お庭に樹木の生垣を設置すると目隠しや仕切りとしての役割をしてくれるだけでなく、グリーンの葉や花の鑑賞、季節を感じながら暮らせる楽しみもあります。
最近は緑色だけでなくイエローや赤色が美しいカラーリーフ、小花の咲く可愛らしい樹木も人気が高く、住宅地を歩いていてもそれぞれの佇まいに似合う植物が選ばれている素敵な洋風建築、和風建築をたくさん見かけます。
一般的に生垣に向いている樹木の特徴には、葉が落ちない常緑タイプ、病気や害虫に強いこと、水やりや剪定の手間が比較的楽なこと、目隠しとしての樹高や葉の密集度が程よいこと、などが挙げられます。
マサキは生垣向きの代表樹でもありますが、半日陰でも育つ丈夫な性質、常緑で雨だけでOKの水やりが不要な点でも手間がないので、古くからよく使われてきました。
中でも黄金マサキ系は新芽が鮮やかなイエローに色づき、見た目の華やかさも演出できることで好まれています。
他の種類では小さな白い花が可愛いシルバープリペットやアベリアは現代的な欧風建築にも似合いますし、鮮やかな赤い新芽が美しいカナメモチ(レッドロビン)や紅葉も楽しめるドウダンツツジなども和洋問わず人気のようです。
個人的には白花が美しく香りもよいハーブのマートル(ギンバイカ)にも魅力を感じています。