椿のツボミを見つけました。ツボミは小さいですが、お花はとても立派です。こちらのツボミは小ぶりなので一重咲きの椿でしょう。

種類によって異なりますが、お花は主に冬から春にかけて咲きます。
さて、椿の特徴というと、頭からぼっとりと落ちることですよね。花弁がパラパラと散るのではなく、花ごと散ります。
これはなぜかというと、花弁が大本のお花の部分でつながっているから。そのため、頭ごとぽっとりと落ちます。(つながっていない椿も一部あります)武士が頭が落ちるのを不吉に思い、椿を嫌ったというお話は有名ですが、実際は園芸で江戸時代初期から親しまれていたとのこと。
しかし、今でも椿を嫌う世界があります。馬の名前には椿は使わないそうです。なぜなら、落馬を連想させるからです。過去に椿という名が使われた馬がいたそうですが、重要なレースで落馬事故があり、それ以降は椿という名を使うのはタブーとなりました。
もしも落ちている椿を見つけたら、ちょっとごめんね、と言いながらお花を分解してみてください。花弁が繋がっているのがお分かりいただけるかと思います。