その個性的な幹のカタチや濃い緑の葉を大きく広げたスタイル、聖なる木としても知られる樹木「ガジュマル」。
クワ科・イチジク属(フィカス属)の常緑高木で、沖縄各地、ハワイ、インド、東南アジアなど、熱帯・亜熱帯の地方に分布しています。
世界には800種を超える品種がありますが、最近では室内で育てられる観葉植物としてミニサイズの鉢も出まわっていて、日本での人気種はニンジンガジュマル。二本の足が生えたような根っこ(気根)を丸く太らせたスタイルがユニークですよね。
対して野生のガジュマルは成長すると高さ20mほどになるものも珍しくないそうで、寿命も長く樹齢800年を越える大木もあるそうです。
大きなガジュマルは地域のシンボルとして、また沖縄ではキジムナーという木の精霊(火の精霊)が住む樹木としても大切にされていて、「庭のガジュマルにキジムナーが住み着くとその家は裕福になる」とも言われ、幸福の木として扱われています。
また風水等でも良い気をもつパワー植物とされ、ガジュマルは丸い葉が下向きに生えるので、気を落ち着かせ、リラックス効果を高める力があるとされています。玄関やキッチンに置けば気を整え、寝室に置けば心身を癒す、という効果が望めるそうですよ。
元々生命力が強く、その気根はアスファルトさえ貫いて育つという強い植物なので、健康や仕事運の助けにもなってくれそうです。
好みのガジュマルの木を見つけたら、運気アップの助けを借りてみてはいかがでしょう。