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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

自然派虫よけ・化粧水・足湯にも。毒を抑える薬用植物「ドクダミ」

その繁殖力の強さから厄介者の雑草として扱われることの多い「ドクダミ」。


自然派虫よけ・化粧水・足湯にも。毒を抑える薬用植物「ドクダミ」


ドクダミ科ドクダミ属の多年草、原産地は東アジア、地下茎を張り巡らせて容赦なく増えるたくましい植物ですが、スペード型の葉、梅雨時期から夏にかけて咲く白い花は可憐。花言葉にも「野生」の他「白い追憶」と強さと儚さ両極合わせ持つ言葉がつけられています。


その名前から「毒がある?」と勘違いされがちですが、ドクダミは薬草のひとつでその身に毒を矯める(ためる=悪いものを良くする、毒を抑える)という意味からきた名前だと言われます。


江戸時代の儒学者・貝原謁見の著書にも<馬に用いると十種の効能があるので十薬と呼ぶことにした>と記載がある、なかなかの実力派。


民間療法として広まっている利用法には、火傷や傷、できものに塗る、民間薬では水虫や皮膚炎の病気に用いられることもありその効果が研究されてきました。生薬の効能としては胃腸の炎症を抑える、高血圧予防、利尿促進によるデトックス、そして肌荒れやニキビ吹き出物など肌トラブル改善、美肌効果も。


日常生活に仕える利用法では、虫よけや化粧水にもなるドクダミチンキを作ることもできます。作り方は開花期の5月下旬~7月の花をつけた頃、茎から刈り取り、洗浄して吊るし、しっかり乾燥させ花と葉を分け、ホワイトリカーなどのアルコールに浸して漬け込む、という方法。


漬け込むと特有のニオイもなくなり、保存も効き、色々な用途に使えますが、殺菌効果を期待してうがい薬、足湯や入浴、自然派の虫よけ、ナチュラルコスメにも。作り方や分量は様々レシピがあるようなので書籍やネット情報で好みのものを探してみてくださいね。

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