スーパーなどで売られている、お馴染のスプラウトと言えば「豆苗(とうみょう)」ですね。
季節問わず棚に並んでいて、ブロッコリースプラウトやレッドキャベツスプラウトなどと共に、栄養価が高いこと、食べやすいことでも人気の野菜ではないでしょうか。
特に豆苗はカットした後、水を足しておくと再びパワフルに伸びてくるので、水耕栽培的に楽しんでいる方も多いと思います。
私も2度目の発芽をおいしくいただいて、そのまま根っこを庭の隅っこに植えて(というか置いておいたというか)いたところ、たくましく根を降ろし、茎を伸ばし、みるみるうちに立派な花が!そう、豆苗は「エンドウマメ」の若芽だったのだと、改めて気付きました。
エンドウマメは、マメ科エンドウ属、その歴史は古く紀元前7000年頃には栽培されていたという記録があります。
昔、エジプトのツタンカーメンの墓から出土したという「ツタンカーメン豆」をもあるので、古代ローマ、ギリシャでも重要な作物として育てられていたのでしょう。
日本に入ってきたのは江戸時代以降で、どちらかというとアジア圏では大豆文化が定着し、エンドウ豆はヨーロッパ圏で広まったという経緯があるようです。
4月~5月に白と紅色の可愛らしい花を咲かせます。花の後にはサヤが実り、食用となる豆が入ります。
野菜ではありますが花言葉もあり、「約束」また「必ずくる幸福」そして「永遠の悲しみ」逆説的な意味合いもありますが、継続的な何か遠い未来のことを暗示する言葉です。
かわいい花(うまくいけばたくさんの実の収穫も)を楽しみたいかたは、ぜひ豆苗栽培にトライしてみてはいかがでしょう。