多肉植物の中でも強く育てやすいことでも人気のセダム。
ベンケイソウ科(マンネングサ科)セダム属(表記多種あり)の多肉植物で、ゴールドモス、黄金細葉万年草(オウゴンホソバマンネングサ)、ドリームスター、オーレアなどの呼び名・流通名もあります。
セダム属だけでも500種類以上あるというスタイル多種の植物ですが、ぷくぷくした葉の肉厚感、つるんとした光沢ある表面、そして名前の通り黄金色、イエローに近い薄いライムグリーンというカラーが人気のポイント。
セダム(sedum)はラテン語のsedre「座る」という意味に由来し、岩場や石壁に着生し育つ性質から来ているそうで、日本にも30種類以上が自生しています。
ゴールデンカーペットという名称は群生している葉が黄金色のカーペットのように見えることからついた名前。
ガーデニングショップにもよく並んでいて、寄せ植えやグランドカバーで育てている方も多いメジャーな品種であり「強い」「たくましい」「初心者向け」と表記があることも多いのですが、園芸店のお話によるとセダムの中では意外にも扱いが難しく、水やりの加減などに気を配る必要がある品種なのだとか。
初夏には開花し、マンネングサ特有の星形の黄色の花を咲かせるそうですが、「花が咲かない」というコメントもよく見かけますし、実は栽培の難易度は高い品種なのかも。
ちなみにセダムの花言葉は「静寂」「落ち着き」。
イギリスやスコットランドでは植物を敷き詰めた<タペストリーガーデン>という植栽があると聞き、カーペットのようなグランドカバーにセダムをイメージしていたのですが、品種の吟味は必要そうですね。